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グリーンブックのazusaのレビュー・感想・評価

グリーンブック(2018年製作の映画)
4.3
わー、すごくいい作品で、純粋に感動。
黒人差別が酷い時代にピアニストとしてコンサートツアーをするドクターシャーリー。
ドクターの用心棒として雇われたトニー。
礼儀正しくて几帳面なドクターと、ガサツで喧嘩っぱやいトニーは一見合わない印象があるけど、
お互いの苦手な部分を補い合って、なくてはならない存在になるほどの名コンビに。

黒人差別って具体的にどんなことがあったのかこれまでは知らなくて、
バーに入るだけで殴られたり
トイレも別、試着もできない、
これが全て法律で決められたことというのがなんとも辛い。
さらに用心棒も雇えるほどのドクターは黒人も味方ではなくて、
一人で蔑視に耐え続けるドクターが見てて痛々しかった。
それでもあえて差別される街でコンサートをするんだという
ドクターの心意気に胸を打たれました。
なにかを始めないと、何も変わらないもんね。

最後、トニーの家族も温かくシャーリーを迎えてクリスマスの日を過ごす描写にホっとしました。
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