久々に鑑賞。
やっぱりいいな。
信頼関係を築いていくまでの人間ドラマって。
舞台は60年代。つい60年前の世界。
人種差別が当然の世界。
その中で、主人公のドクはまた異色の存在。
黒人でありながら高い教養を身に付けており、博士号を持ち、そしてピアノの天才。カーネギーホールの最上階に住むセレブ。
それ故に黒人社会からも浮いた存在だし、どんなに教養を身に付けていても白人社会では”ただの黒人”として差別される。
だからいつも1人でお酒を飲む‥。
そして、ツアー中のドライバーとして雇われたトニー。
腕っ節はたつが、ガサツでとても知的とは言えないイタリア系アメリカ人。
その2人が南部ツアーに車で出掛ける2週間の物語。
後半に魅せるドクの笑顔は本当に弾けるくらい眩しくて、胸がギュッとなりました。
クリスマスのラストシーンは本当に素敵だった。
長い長い友情の始まりのシーンです。