1960年代の黒人差別とそうでない人との友情ドラマ
前半は話の展開でややテンポが悪い様なと感じられるところがあったけれど題材とは裏腹にコメディチックに明るいシーンが多くて途中から気にならなくなった
楽しい事、明るい話、また差別を表すためのデリケートな問題も全て伏線が張られていて少しずつ回収していくのも心地が良かった。
雨の中で演じられる一番大事なシーンは、ついこの前までフランスで黒人差別のことをずっと目の当たりにしたからこそ感じられる視点があって、見入った。
映画の話と思ってしまう位良くできた作品だけれど、途中でこれは実話なんだったと気づいた時には疑ってしまうほど、メッセージ性が強く良い作品
今まで黒人差別の問題の映画は幾つか目を通したけれど、『それでも夜は明ける』と同じくらいアメリカのことを知りたい人にオススメできる映画。
そして今の時代だとどんな現状なのか気になった。