サルティン

グリーンブックのサルティンのレビュー・感想・評価

グリーンブック(2018年製作の映画)
3.5
音楽系の映画で賑わった、
今年のアカデミー賞。

軍配が上がったのは、
実話を基に作られた、
差別真っ只中の時代の
黒人のミュージシャンに雇われた
白人の用心棒の二人の友情の
話だったようですね。

例年アカデミー賞を獲る
人種差別系の話は
見ているのが辛い作品が多いけど、
こちらは、思った以上にマイルド。

人種差別の話、というよりも、
全く境遇の違う二人が、
お互いが持ってなくて、
相手が大事にしているものを、
境遇の違いがある
二人だからこその方法で
尊重しあう、
長いロードトリップみたいな、
友情物語でございました。

しかし、アメリカでは、
白人同士も差別し合う。
もちろん我々イエローも。
黒人への差別が一番ひどいけれども、
結局、同じでなければ罵り合う文化があるようね。

ドクターシャーリーが言ったように、
そんな野次に負けないために、
品位が重要なのでしょう。
サルティン

サルティン