とても、とてもよかった。
他人の意見に左右されて、自分で体験せずして、自分のそれのように語って。
人種を差別して、分けて考えて、肌の色が、見た目が、なんだと言うのだろう。
たったそれだけの事で、一体その人の何がわかると言うのだろう。
トニーが時間を共に過ごすうちに変わったのは、トニーにはその土壌があったからだと思う。
端からそれがない人はきっと、その人の良さも優しさも理解しようとせず、勝手な決定を下すのだ。
あー、それって実に残念。
肌の色、目の色、国、そんなものだけで判断してしまうのは、勿体なくて、そしてつまらない。
知らないから遠避ける、わからないから恐いのだろうけれど、判断するのは知ってからがいいなとわたしは思う。
幸福が多幸な映画だった。