abさん

グリーンブックのabさんのレビュー・感想・評価

グリーンブック(2018年製作の映画)
5.0
編集!!ようやく連休で落ち着いてレビューできる(^^)

落ち着いて書いたので長いでーす


この映画、CMの時点での印象が
お、これは差別問題扱ってるけど、なんだか観やすそうだな!って思ってました

結果、寧ろ想像以上に丁寧に作られた映画で、笑える所があってとても観やすいんだけれど決して軽くなり過ぎず、人種だったり、ひっそりLGBTについてもちゃんとしっかり考えさせられて、勉強させて貰える作品でした。

同じ命なのになぁ、、、

というのが一言感想


で、

印象に残ってるのは、道中車が故障して止まった時に農場にいた人達が、ドク達に気づいて静かにドク達を見つめていて、それにドクもすぐ気づいたシーン。
私はドクではないから完全に気持ちを理解する事は出来ないけど、きっと本当に色んな事を考えてたんだろうなって思いました。

後タイトルにもなってるグリーンブック、

この時代、本当は存在するべきではない、でも確実にこの時あの人達には必要だったあんなものがあったんだなって。

日々勉強ですね。

良くも悪くも平和ボケしてしまってる自分には、こんなにも存在する必要もないものが必要だったという現実が辛いし、きっと今も何処かでこれに近しいものが形を変えてでも目に見えなくても存在しているのかなって思うとほんとに悲しい。

何故わざわざ南下していく必要があるのか…

南下すればする程、差別の濃度が増していく事が色んな部分から見えてきて

直ぐになんでも情報が手に入る今の時代ならともかく、そうではなかったあの時代はどうしても田舎や郊外って都会から離れれば離れていく程に風習が残ってるんですよね。
素敵な風習なら勿論良いのだけれど、
そうでなければ、その土地で生まれて生きてきた人達には、悪意云々というより昔からそうだったから、そうやって育ってきたからって。なんだかなぁ。。。

と思って重ーく考えがちなんだけど、そんな人でもズーーーンってなり過ぎず、良い意味で軽い気持ちで観られるしっかりした映画がこれなんですね!!←

本当にトニーとドクの掛け合いも良いし、
ドクのピアノを聴いてるノリノリトニーに私もノリノリになったし、
ロードムービーを見ながら色々学べるし!

そしてそして沢山の人が書いてる、ケンタッキー!(私もあの場にいたらケンタッキーにあるケンタッキーフライドチキンだ!!って言ってるはずw)

でも最近ケンタッキー食べた後95%位の確率で胃にくるんですよね、歳で……

あー後家族ドラマとしても本当に素敵な作品ですね

トニーを車から降ろしたドクの心情はほんっっっっとうに良くわかるし、クリスマスを家族と過ごすというちゃんとした考えの国の人間ではない私でも兎に角ドクゥゥゥゥゥウウウウウウ!!!!って泣きました。泣いてました。

だからあの終わり方、最高。っていう締め
abさん

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