ほっこり。「最強のふたり」しかり、この作品しかり、普通なら交わらない2人が素敵なコンビになっていく様を描く映画はいいですね。
とはいえ、戦後になっても根強く残り続けている謎の差別文化があるのも事実。
土砂降りの車内のシーンで2人の口論中に発したドンの叫びが全てだと思いました。差別されることに対するもどかしさ、孤独感は体験者にしかわからないんだなと。差別する人がもちろん悪いんですが、差別被害者の気持ちを分かった気になっている人もしっかり本人を傷つけているんだなと考えせられました。
差別を受けながらもじっと耐え、信念を貫くドンの勇気と、変わっていくトニーの姿に胸を打たれました