黒人ピアニストと白人ドライバーのお話。前情報も番組紹介欄のこれくらいで視聴。
設定聞いたときに、真面目な白人と愉快な黒人の交流を描いた映画と勝手に思ってたらキャラが真逆だった。これも一種の偏見か。反省。
てか、根本的に当時の背景を深く理解出来てなくて、驚いてばっかりでした。差別があるのは知ってたけど、冒頭のトニーの家みたいな、あくまで個人的な嫌悪ぐらいに思ってました。
どれ位理解出来て無かったかと言うと『ホテルは同じときもあれば別々のときもある』って説明聞いて『そりゃ、雇い主の有名ピアニストと、雇われドライバーでホテルのランク違うこともあるよね(とはいえ、一緒のホテル用意してあげればいいのに)』って思って観てました。
黒人が泊まれないホテルも沢山あったのね…ほんとに分かってなかった。
種々の差別の内容は無知な自分には驚きだったけど、現実はこの映画なんかよりもっと酷いんだろうなーって思いました。
以下、気になった点を箇条書きで。
・最初は黒人が使ったコップを捨てるくらい毛嫌いしていたトニーがどんどんとドクターに対して心を許していくのがいい
・農園のシーンは黒人ですらドクターを別の意味で差別(嫉妬？軽蔑？あの感情はなんなんだろう)してて、ドクター頑張れってなった。
・ケンタッキーフライドチキンのエピソード好き
・最後のホテルのエピソード好き。そのあとの酒場での演奏も素敵
・最後の最後に、トニーの代わりに運転するドクターが素敵
・そして素敵なクリスマス。奥さんは全部分かってた
