あこねこ

グリーンブックのあこねこのレビュー・感想・評価

グリーンブック(2018年製作の映画)
3.8
黒人と白人の友情物語は数多くあるけど、これは立場が逆パターン。黒人をボスに持つ白人(イタリア系)なので当時、黒人差別が根深い南部アメリカで白人にも黒人にも奇異の目で見られる。黒人でも白人でも男でもない自分はなんなんだというドクの言葉はとても寂しい。
黒人と白人が一緒に食事できない。黒人が泊まれないホテルがある。トイレも別。黒人が南部で受けてきた差別描写が何回も何回も出てくる。自分だったらわざわざそんなとこに行かずに受け入れてくれるとこにとどまっておきたいと思うなぁ〜
お互いを知らずに関わりを避けてると関係はそのままやけど、時間を共有すれば理解も深まるんだろうなと思う映画。
いつも冷静なドクが黒人専用レストランで楽しそうに演奏する姿も良いけれど、トニーが仕事辞めるかもと思って寂しそうに引き止めるドクに心打たれた。
単純だしkfcにチキン買いに行きたくなった。
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