ファンスクリーニングにて鑑賞。
エンターテイナーのヒュージャックマンが、ドキュメンタリーに挑んだ作品。
1988年、ヒュージャックマン演じるゲイリーハートはアメリカ合衆国大統領の最有力候補(フロントランナー)だった。しかし、彼に張り付き取材していたマスコミによって、不倫スキャンダルを報じられ、彼の状況は一変する。
政治家の在り方、マスコミの報道、国民の視点。
執拗に報道するマスコミの存在は、現代ではあり得ると思っていました。(最近では皇室のあの婚約者の金銭問題とか…←)
この映画の時代では、プライベートな報道は前代未聞だったそう。そのポイントを知ると、この映画の中でのゲイリーハートの発言も納得できます。
「フロントランナー」のヒューは、歌って踊ってのエンターテイナーの顔じゃなく、非常にシリアスで人間臭いヒュー様です。
エンターテイメント的な派手な展開はないし、「面白い」か「面白くない」かじゃなくてドキュメンタリー。
この作品を観て、「誰が正しい」のか。「何が正しい」のか、答えは出ないけれど考える機会を与えてくれる作品でした。
