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フロントランナーのはとのレビュー・感想・評価

フロントランナー(2018年製作の映画)
3.6
ファンスクリーニングで観賞。大いなる力には大いなる責任が伴うという言葉がぴったりの映画だった。その人物は本当に信用出来るか?国を任せるに足りるのか?その一方で政治が苛烈なショーになっていくのは本質を見誤っていないか?という問いかけたちがずっと頭に回る見応えある作品。
政治の話だけど、生活に直結しているし、映画自体もテンポ良く観やすい。ゲイリー・ハート一人に終始せず、周囲の人々も書くことで、政治がいかに多くの人が関わって作り上げられているか、そしてそれが国民全体の問題でもあることが分かる。
政治家を見つめるのは私達国民なのだ、と改めて強く思った。投票をする、意思を表明する、署名をする、政治について話す。こういうことをして、私達は政治に関わり続けなければならない。○○に政治を持ち込むな!という言葉をよく見かけるけど、生活も文化もすべては政治と直結している。それを理解して生きていかねばならないことがよく分かる。

あるシーンで、とても彼の人柄を表すシーンがあったのだけれど、まさにヒュー・ジャックマンが演じる理由はここにある、と納得するような演技で惚れ惚れした。
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