マイケルムーア監督が好きで、ひさびさに作品を鑑賞。
華氏119はトランプ大統領のやばさをメインに、彼だけじゃない、そもそものアメリカの闇を、我々の知らない黒いアメリカの顔を、深い深ーい沼からズルズルと引きずり出して見せてくれた。
母がつられて一緒に観てたけど、最後の方は「もう、吐きそう…」と惨状に気分悪くしてた。
私たち日本人はハリウッド映画やハリウッドスターに心踊らせ、アメリカン・ドリームの煌びやかさに目がくらみがちだけど、そんなのはほんのひとつまみ程度の人間が身を置いてる世界であって、大半を占める貧しい労働者や移民は、本当に酷い、本当に怒って当然な、虐げられた生活を強いられていることがわかる。
その酷さは、イラク戦争に派遣された兵士が「イラクよりも酷い」というほど。
恐らく日本も似たような感じなんでしょうね。
営利目的の企業と政治は、根本的な理念が違うはずなんだから、距離を置かないとこうなるよね。
難しいね。
でもって、マイケルムーアが長生きしてくれることを切に願う。
あと、マイケルムーアが健在なうちにムーアみたいな後継者が出てくることを心から期待する。