フラン

幻影師アイゼンハイムのフランのレビュー・感想・評価

幻影師アイゼンハイム(2006年製作の映画)
3.5
原作があるそうだが未見
たぶん読んだ人もかなり少ないとは思う

奇術師から幻影師という形になったのだろう
奇術師といえばフーディニでありここから着想を得たのだろう。
幻影を見せるかの様にラストになっていくが映画だから何でもありという演出を見せられているわけで幻影の点は亡者を浮かび上がらせる演出だけである。
では何故評価しているのかというとエドワードノートンの存在である。これ以上の説明は要らないだろうが私が幻影を見せられたままのレビューを書く。

エドワードノートンが渋くてカッコいい
何かするたびに心がキュンとする。トキメク。
まるで恋する乙女になった気分だ。
手をかざして亡者を呼び汗をかいて無言で帰っていく。
寡黙で無言でなのにそれを見るものが勝手にイメージしていく。これこそが幻影
観客が見たいから形にして見せる。それが具現化ではなく幻影というあやふやな存在だからこそ信じたくなる。
信じるという事自体幻影なのだ
フラン

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