しんぶんし

ジョーカーのしんぶんしのレビュー・感想・評価

ジョーカー(2019年製作の映画)
5.0
まずはじめに、少しはストーリーにバットマンが出てくるのかと思っていたのだが、全然出てこないことに驚いた。 つまりこの映画は、バットマンの力を借りずに世間からこの評価を得ているということである。 そしてその評価は正しいとおれも思った。二時間という時間のなかに彼の人生の前半部分を無駄なく全て詰め込んだような作品である。あまりに綺麗に詰め込みすぎていて、この二時間はジョーカーの人生を楽しむ、ということ以外の楽しみ方ができなくて、この映画を鑑賞した大勢の人は、そんなにジョーカーが好きなのであろうか?そこまで彼に興味があるのであろうか?と心配になってしまうほどであった。無論、おれは好きである。 ただまあ少なく見積もっても、ディズニー好きの女子高生がジョーカーの人生を見て楽しいと思うはずもなく、では一体どれほどの人が…ということを考えると、評価というのは当てにならない気もした。
 あとこういう映画を観てよく思うのは、彼らの家、意外と立派じゃね?ってことである。ストーリーでは、いかにも貧困な感じを演出しているのに、どうも、日本人のおれの家より広いしなんかお洒落だなと思ってしまうのである。 英語圏の家ってのは、貧困層でもあんなに立派でお洒落なのか?日本の家がウサギ小屋だというのは本当なのだろうか?真実を知りたくないので、自ら調べることはないのだが。