ホアキン・フェニックスのジョーカー。なかなかに狂っている。それがたまらない。
ヒース・レジャー版ジョーカーは、根っからの狂人感と圧倒的サイコパス感が充満していたが、こっちのジョーカーは人間らしさに溢れたサイコパス感がある。どちらも最高。
アーサーも元々は“普通”の人だったはずだが、社会の不条理や理不尽さを目の当たりにし、度重なる不運の中“普通”じゃいられなくなる。“ジョーカー”は誰の心にもいる。私の中にも。深い心の闇を覗けば。
この作品はアメリカの格差社会を風刺しているらしいけど、それもわかる気がする。
ホアキン・フェニックスを見るとリバー・フェニックスが生きてたらどんなおじさんになってたかな?と思ってしまう。
「ハングオーバー」シリーズの監督さんのようですが、お下品コメディからの超絶シリアス……振り幅デカくない??