もし、自分が精神状態が安定していない時に見てたらと思うとゾッとする映画。全部アーサーの妄想だったって気づかなかったし、バットマンシリーズの伏線、小ネタもあったりいくらでも続編作れそう。
ジョーカーを演じる人はみんな素晴らしいけど今作のホアキン・フェニックスはトップクラスだと感じた。ジョーカーの狂気性、特に笑い声が完璧だなと感じた。そしてカリスマ性。「ダークナイトライジング」の時はジョーカーを名乗る男が映画館で銃を乱射したりと、ジョーカーというヴィランは現実世界まで影響を与えてしまう絶大な力があるが、今作のジョーカーも民衆を煽動してしまうカリスマ性が一番出ていたと思う。
アーサーは自分が思い浮かべる妄想と現実でおける自分の立場の乖離からジョーカーになったと思う。闇堕ちしたと言うより自己の解放。だからこそ見てる人はジョーカーに感情移入してしまう。
金獅子賞取るのも納得だしこんな恐ろしい映画子供にも見せちゃいけないし、多分大人の方が影響受けてしまうため大人にも見せちゃいけない。
