ホアキン・フェニックスの怪演。
ジョーカーのダンスは恐怖を感じつつも開放的で見惚れてしまうほど。
久しぶりに
「考えるな！感じろ！」
な映画に出逢った。
年老いた母の看病をするような、心優しいアーサー。
どんなに善良な人間でも悪になり得るのか。
はたまた、"善良"の中にもともと"狂気"が存在してそれが覚醒したのか。
小学生の頃冗談で言い合っていたセリフをふと思い出す。
「赤信号みんなで渡れば怖くない。」
悪のカリスマ的存在が現れただけで、それに便乗しこうも世の中が堕落していくのか。
と、思う反面
アーサーは、誰もが少なからず感じているであろう世の中への苛立ち、ストレス、理不尽さへの反抗心から悪のカリスマに仕立て上げられた、とも取れた。
個人的な話。
昨日は結婚記念日でした。
本日『JOKER』封切りのためお祝いを1日ずらして夫婦で劇場へ。
封切り当日に劇場で鑑賞したのは今回が人生で初めてです。
この日を一緒に迎えてくれる人が側にいてくれるなんて、私は恵まれています。
いつまでも平和な世の中でありますように。
