自分はダークナイトを見たときジョーカーの単独映画を作って欲しいと思いました。そのため今回の映画は待望の映画でした。(ダークナイトはバットマンのキャラがジョーカーに食われてしまってバットマンの映画と感じることが出来ず皆んなが傑作と言ってる中そう言う事が出来ず歯がゆいです。もちろん好きなシーンは沢山ありますが前半のたるい感じも好きではないです)
徹底的に1人の人間がジョーカーになるまでを描いています。そのため一本線でストーリーが進みシンプルで見やすいですがよりアーサーの苦悩が直接伝わってくるためとても苦しいです。これはアメコミ映画ではなく人間ドラマでした。正直見終わった後気分が悪くなりました。なので体調を整えて見に行って欲しいです。そしてこの映画を面白いと表現していいのか分かりません。なんとも言えない気持ちにもなりました。
自分は誰しもがジョーカーになるうるのではないかと見終わった後思いました。アーサーに対しシンパシーを感じる部分が１つはあると思います。そう思うとこの映画のドツボにはまっていき最後にはどうしようもないくらい落ち込みます。
ジョーカーを演じたホアキンフェニックスに対しもはや恐怖を感じました。よくこのキャラを演じることが出来るなあと思いました。予告でもある猫背で靴紐を力強く縛っているシーンのなんとも言えない怖さは素晴らしいです。
ぶっちゃけファンサービス的要素はいらなかったのではないかと思いましたが、こんなにも1人の人間の苦悩を濃密に感じる映画はあまり見たことがないです。ぜひ一回は自分の目で見てこの苦悩を感じて欲しいです。
