期待感を持ちすぎてどうかと思ったけど完成度高い。
スタッフの『キング・オブ・コメディ』や『ダークナイト』へのリスペクトを凄く感じた。
まだキング・オブ・コメディを観たことがない人は予習で観るんじゃ無くて物語の核心が近いので、『JOKER』を観た後に観る方が良いかも知れません。
以下ちょいネタバレ
ホアキン・フェニックスの咳込む様な笑い方、煙草の吸い方、貧乏ゆすり、ゴミを一心不乱に蹴る姿や狂気の踊りをするシーン。そのリアルさ、ナチュラルさにドキュメンタリーを観てる感覚で怖さを感じた。
「狂ってるのは自分か、世間か」という台詞やラストシーンを観て、ある意味でジョーカーもダークヒーローなんだという風刺感も個人的に好き。
一番の狂気はトッド・フィリップス監督の『ハング・オーバー』と今作の作風の振れ幅かも笑