これまでのジョーカーのイメージは、カリスマ的で格好よくて、居るだけで人が付いてくようなイメージだった。
だけど今作のジョーカーは全く正反対で、一人の民衆としてのジョーカーが描かれていてとても驚いた。
心の病で煙たがられ、救いもなく、遂に振り切ってJOKERに成っても何も変わらなかった。
最初から最後までなんの「スカッと感」も得られず終わってしまった。
DCのヴィランズは完全悪というよりも、社会へのアンチテーゼとして「たまたま」生まれてしまった、という世界観の強調がめちゃめちゃ前面に出された映画で最高だった。
そして何より、画造りが120分を通して超絶格好よかった!文字の主張がシンプルなのに凄く強かったり、全ての色と音楽が一体感のある世界を生み出していて、ずっとドキドキさせられたし、アーサーと共に夢を見ているような気持ちにさせられた。
今後のDCのダークワールド、最最の高に楽しみです!!