いのさん

ジョーカーのいのさんのレビュー・感想・評価

ジョーカー(2019年製作の映画)
4.7
《🃏最狂の悪🃏》

(あらすじ)

うだつの上がらないコメディアン、アーサーフレック。彼は母親から「どんな時も笑顔で、人々を楽しませなさない」と教わってきた。
それを体現すべく路上で大道芸を披露し、ゆくゆくは世界に笑いを届けたい、と願う純粋な青年だった。「俺の人生は悲劇だ、いや違う、喜劇だ」というモノローグが名曲スマイルをバックに語られる。純粋な心を持った孤独な青年が、世界から虐げられ、心を病み、"狂気の犯罪王子ジョーカー"になるまでの物語。

(感想)

最後には友人と話して話題に出た考察も載せてます。ネタバレを含むのでまだ観てない人は考察は見ないことをオススメします。

感想は言わずもがな、最高です。

BGM、ストーリー、メッセージ性、演技力どれを取っても一級品。
ダークナイトのジョーカーを超えることはできないだろうと当初は思っていましたが、ホアキンの演技はそれと肩を余裕で並べるくらいに凄かったです。
個人的に兄リバーフェニックスが大好きだったので、弟ホアキンフェニックスがこうして役者として輝いていることが嬉しいです。
きっと彼にも兄と比べられて楽しい人生とは言えなかったでしょう、しかしそれを乗り越え、道化師として喜劇にしてみせた底力は流石としか言えません。

見れば見るほどジョーカーに魅了されてしまう気がします。今年の渋谷ハロウィンはみんなピエロで暴動起きるんじゃないか?笑
社会現象レベルの影響力を持ったインパクトのある作品でした。


(ネタバレ考察)
→最後のシーンで髪の色が黒いことから最初のシーンから最後のシーンまでは全てジョーカーの頭の中の妄想で、社会的弱者を笑い者にしているというのが本当のジョーカーのオチなのではないか、という話をしていました。
だとしたら過去のジョーカーの中でも1番タチが悪いですね、最悪人ですね笑
いのさん

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