社会的に反響を起こす映画ではあるが、今までこのような映画がなかったか?というとそうでもなくて、多分、割と多い人間が扱ってきた素材をもっと肉付けして作りあげた社会批判映画だな、と思った。別にジョーカーの物語である必要はないかと。
せっかく作りあげたいい作品なのに、ジョーカーの状況にこれっぽちも近くない状況の人達が自分にジョーカーを投影しすぎてることが気持ち悪いだけで、映画自体は現代を生きる社会全般の人が一度考えなくてはいけない話題をふっている。
しかし、私はジョーカーが一連の事件の影響で起こした突発行動にはあまり共感できないし、異性の方が動いてしまい、映画を最後まで愉快な気持ちでは見れなかった。ある人を殺したいと思うのと、本当に人を殺すのって大きく違うから…