ゆず

ジョーカーのゆずのレビュー・感想・評価

ジョーカー(2019年製作の映画)
5.0
「あらゆる芸術表現は「残酷さ」を伴うものだ。とりわけ映像においてはそれは宿命的である。」
見てきました。個人的にかなり好みの作品。ストーリーや映像美、そして役者の演技に引き込まれ、二時間があっという間でした。ストーリーについては病むだとか犯罪を誘発するだとか怖いだの不気味だの様々な意見がありますが個人的には映画っぽさが出ていたのでそこまで気になりません。時計仕掛けのオレンジのほうがよっぽど雰囲気でいったら怖いです。少し似たような作品ですがやはりキューブリックにしか出せないあのなんて言ったらいいかわかない「怖さ」はないですね。役者が演技なのか盗み撮りしているのかどうかわからないんですから。その分ジョーカーはきちんと撮影の様子が頭の中でイメージできて映画として良い出来なのではないかなと思います。次は「映像表現」について語りたいと思います。ではまず、カラー!ハリウッド映画でおなじみ、「ブロックバスタールック」ハイライトをオレンジでグレーディングし、シャドウをブルートーンで調整することによって人間のスキントーンを目立たせる。本作はオレンジと言うよりは病的な黄白い肌に見えましたね。全体を暗いトーンで統一することによって視聴者は気持ちが晴れることなく本能的に恐怖を味わう。また望遠のレンズを使うことによって人のアップがかなり立体感があるように見えた。非現実。肉眼では決して見えない世界。最近の洋画はかなりこの表現が多い。アスの子供が浜辺を歩くシーンでもそんな印象を受けた。なんだこのレンズ笑。っていうレベルに人が浮き彫りになり少し違和感。このくらいですかなぁ〜あまり長々と語ってもうざいのでこの辺にしときます。バッドマンシリーズをおさらいしてから見るとより楽しめます(^^)