ArataYoshida

ジョーカーのArataYoshidaのレビュー・感想・評価

ジョーカー(2019年製作の映画)
4.6
本作に多大な影響を与えた「キング・オブ・コメディ」,「タクシードライバー」はアメリカン・ニューシネマと呼ばれ、不条理、反体制、アンチヒーローが根底のテーマの作品群となる。本作は、そのリバイバルであり、また、近年の無差別テロ犯の傾向としてあげられるインセル(非自発禁欲者)に対する問題提起を行っている。笑ってしまうほどの悲惨な状況を誰が救うことができたのか。アカデミー主演男優賞を獲得したホアキン・フェニックスは、そのスピーチを、故リバーの詩を引用して締めくくった。"When he was 17, my brother wrote this lyric, he said 'run to the rescue with love and peace will follow."
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