toriton

ジョーカーのtoritonのレビュー・感想・評価

ジョーカー(2019年製作の映画)
3.2
救いがないなー。こんなに救いがないものとは思っておらず。後味悪すぎて別のドラマを見直す始末。

周りから蔑まされて生きてきた彼が殺人をすることで、自分の自己顕示欲を満たすことを覚える。若者を扇動するピエロ殺人で承認欲求が満たされたかと思ったら、出生の秘密を知って更なるダークサイドへ。。スカイウォーカーからダースベイダーへの転換は切なくて仕方なかったけど、あれは陽から陰へだったから泣けたんだなと。今回は、陰の中で生きてきた彼が初めての陽が殺人による満足感だった。職業はコメディアンなのに、俺を笑い者にしたと言って、本当に陽の当たる場所に連れ出そうとしてくれた自分のアイドルすら殺してしまう。。そして逮捕後の恍惚感は本物できっと自分のしてきた全てに後悔することはなく、むしろ人生で一番報われたと思った瞬間だったんだろうなー。
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