やっと!
琥珀色の〜チチを撮りに〜湯を沸かす〜で
すっかり虜になった中野量太監督。再び。
今回は前作よりもさらに時を経た年代が題材。
私にはまだ先の話だけど、
お母さんが「まりちゃん」って呼ぶ度に泣きそうになった。(自分の名前と近い)
過去の中野監督作品のレビュー見てもらえば分かると思いますが、
この方はことごとく、私の人生を映画にしてくれてるんじゃないかって思うくらい、
いつも接点があって心に刺さる、染みる。
あといつもワンカットワンカット、丁寧で、
画面を切り取ってるところが写真みたいで好き。
そしてちゃんと伏線回収。
そしてそしてちゃんと"現代"の作品になっている。震災とか、高齢化とか
認知症への理解も深まったし、
帰る場所は結局は心の中にあるんだなと
当たり前でちょっとクサイ感想だけど、
ごく普通の家族がそれを教えてくれる
帰るところ、向かうところ、
行くところ、来るところ
自分がどっちを故郷と思うかによって矢印の向き方って変わるなあと改めて気付いた
実家は帰る場所、自分ちも帰る場所
仕事場は行く場所?外回りして戻る場所?
お客さんちは?
帰る場所、がどんどん増えていくほど
自分のとこにも返ってくるものって大きいんだろうなと
是枝監督に続く、家族を撮らせたらNo.1監督。
中野監督の作品を観ると、
何故だかいつもありがとうって言いたくなるんだよなあ
ありがとうございました。
こういう人の人生の弟子になりたい