ダイセロス森本

死霊のシスターのダイセロス森本のレビュー・感想・評価

死霊のシスター(2018年製作の映画)
3.1
死霊館のシスターと間違えないようお気をつけて。しかしながら傑作だった!いつものb級ホラーノリで見ていて、やっぱりつまらないかもと思っていたが、ループする部屋、突然現れる助っ人、幻覚、タイムループという楽しい作り。これは見て損ないが、解釈のわかれそうな映画。
以下ネタバレ。





最初に部屋から出られなくなった少年が次なる被害者の助っ人となりゴーストバスターばりにヘルプをくれるが、家とシスターの歴史を一式教えてからとる行動は散々なもの。まさかのお前が出たいんかい。
薬物中毒の主人公が見る幻覚は、シスターの起こした幻覚なのか、はたまた死んだのか、それともタイムループしたのかがわからない作りになっている。ピザの配達人が最後に変わった理由は?
旦那さんが最後に戦ってくれるいい映画。なかなかない。家の床下に降りてからは良いホラー要素もたくさんあるし、なにより演技も下手ではない。シスターがだんだん気持ち悪くなくなるのが残念だけれど、家の外に出られないという設定は面白い。
最後、救われて外に出た後、赤い車がピザを運んでくる。一体あれはなんだったんだろう。あの時の数セントが何を生むのか、解釈を読んでいきたい。