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世界一と言われた映画館のTAKAのレビュー・感想・評価

世界一と言われた映画館(2017年製作の映画)
3.7
2019-011-010-001
2019.1.13 有楽町スバル座

・きっかけは・・・
・「世界一の映画館」グリーン・ハウス
・ノスタルジーと映画愛

きっかけは、
有楽町の大黒屋でチケットをみたこと。
「世界一と言われた映画館」?
チケット1,000円?
(* ̄∇ ̄)ノ♪

丁度有楽町スバル座にも行ってみたかったので鑑賞(^_^)

そしたら・・・
漣さんがいた。(゚д゚)

ナレーションが大杉漣さんで、
映画館入り口への階段の登り口に写真と色紙が飾ってありました。
「この映画には生きた言葉がありました!!」
(^_^)
何かご縁があるかな(笑)

映画はオーソドックスなドキュメンタリー。

嘗て山形県酒田市に存在し、映画評論家淀川長治氏をして
「世界一の映画館」
と言わしめた。
「グリーン・ハウス」にまつわるお話です。
グリーン・ハウスは自らが出火してしまった大火災で消失、今は何も残っていません。

素敵な映画だったな。
映画が娯楽の王様だった時代。
幕開けにムーンライト・セレナーデが流れる映画館。
サロン的な要素、バーや見放題の超ミニスクリーンなんかも備えるグリーン・ハウスは、正に夢のような憧れの場所だったのでしょう。
中高生くらいの青少年達が、いつかあそこでデートするぞ♪みたいな(^_^)

当時グリーン・ハウスでは、東京と同じロードショープログラムが上映されていて、
「酒田にいながら東京と同じ」文化を楽しめる貴重な場所だった。
(^_^)
地方の文化拠点でもあったのですね。

そんな映画館を懐かしむ人達、
今現在、市民の手作り映画館活動に勤しむ方々、
廃キャバレーの再生活用を通して地方の街興しに取り組む人々。

そんな方々の慈しみや希望に満ちた笑顔が素敵でした(^_^)

ただ・・・

大火事の失火の原因や責任に関してはほぼ切り込んでいません。
火事で被害にあわれた方々も沢山いらっしゃるでしょう。

グリーン・ハウスとは何だったのか。
その視点がないのは、
残念乍らそこを問うドキュメンタリーとしては、幾分片手落ちな感は否めません。

だけど、本作はそれでいいのでしょう。
「この映画には生きた言葉がありました!!」
漣さんの言葉通り、出演されてる方は生き生きとグリーン・ハウスを語っていました。被災された方までも。

グリーン・ハウスへのノスタルジー、
そして映画愛を写したドキュメンタリーなのだと思います。
(^_^)

素敵な時間を過ごせたと思いました。

追記。
・被災した人って・・・上々颱風のヴォーカルの白崎映美さんだった!
びっくり~!!(゜ロ゜ノ)ノ
廃キャバレーでイベントやられてました。らしいかな(^_^)
・スタンダード・カクテルYUKIGUNIを創作したLegendバーテンダーも出演。
ご近所さんだったのね。(^_^)
彼のドキュメンタリーも公開中。観に行ってみたいかな。
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