最初は、豪華キャストによる、超B級映画かと思っていたが、決してそうではない。
アニメやゲームといったサブカルチャーを際立たせるため、あえてB級映画らしい演出にしている、というほうが正しい気がする。ストーリー、展開の早さ、笑いのバランスが丁度いい。
かつ、この映画を安っぽく見せないのは、キャストによる演技力。特に、高畑充希の歌唱力が本当に素晴らしく、この映画は彼女の評価をより一層高くすると思う。
他にも、斎藤工のタップダンス、ムロツヨシと菜々緒の掛け合いなど、見どころもたっぷり。山崎賢人の存在感が少し薄いか。
あとは観るひとを選ぶかも知れない。となりのおばさんは、退出するときに首を傾げていた。
アニメやゲーム、コミケや声優など、多少の知識があるほうが、より楽しめる。
