このレビューはネタバレを含みます
｢東京喰種S｣
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評価★★★☆☆ ※個人的評価
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石田スイ先生の人気コミックを原作に、窪田正孝主演で実写映画化された｢東京喰種｣シリーズ第2作目。
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ある事故をきっかけに人間と喰種の狭間で葛藤しながらも、喰種達が身を寄せる｢あんていく｣で霧嶋董香らと共に生活していた。そんなある日｢美食家｣と呼ばれる月山習が｢あんていく｣にやってくる。喰種の身でありながら、人間の匂いを醸し出す金木に興味を持った月山は、金木を喰種レストランという夜な夜な喰種が集まり食事をするという、謎めいた空間へ招待する。
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今作は第1作目よりも期待していきました。なんといっても月山習パートが映画化され、その月山を松田翔太が演じる。あの変態紳士を松田翔太がどう演じるのか、気になって気になって仕方がなかった。
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そして実際に映画をみて脱帽。流石松田翔太と言うべきか。見事に月山習という特質なキャラを演じていた。珍しい匂いを嗅いで、金木を食べたくて食べたくて仕方がない月山だが、確実にスマートに食べるために喰種レストランへ誘導する。味見程度に喫茶店で金木の血を採取し、トイレで匂いを嗅ぐシーンは圧巻。月山習のイカレ具合を忠実に再現してくれた。
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月山習の名シーンといえば、｢僕のだぞ！！｣というシーン。漫画やアニメでは、怒りに満ちた表情で仕掛けて来るが、映画では哀しみの表情で演じていて面白いなって思った。怒りに任せて迫ってくる感じもいいけど、｢僕の金木君が…何をしてくれる！｣というふうに哀しみ→怒りの順に感情を流してきたのは松田翔太の演技力が光る場面だった。
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そして霧嶋董香役を引き継いだ山本舞香。清水富美加（千眼美子）には申し訳ないけど、霧嶋董香役がアタリすぎて驚いた。あんていくにいる雰囲気が霧嶋董香そのもの。赫眼がお似合いすぎる。空手をやっていたようで、アクションも凄く滑らか。メイキング映像も見たけど、蹴り綺麗すぎだろ。なんなら蹴られたいわ。
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原作とは大幅に内容を変えてきた（結末は同じ）けど、そこの変更についてはそこまで文句はない。それでも入れて欲しいシーンが無くて少し残念。金木が咄嗟に読んでいた格闘技本から技を繰り出すのを見て、更に月山習が興奮する。ここが後々必要になってくると思っていたけど、いらないシーンと判断されてしまったか、入れられなかったのか。
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あとは赫子がやっぱり違和感しかない。CG技術の限界だろう。接近戦の格闘は見事なものなのに、赫子を使った戦いとなると目劣りしてしまう。東京喰種は赫子こそメインなのに…（笑）
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公開日に宗太役が新田真剣佑だと発表されたけど、評判よければ続編を出すのか。まさかここで宗太を出してくるとは思わなかった。けど次はたしか鈴屋什造が出てきてアオギリ戦なはず…どこを描くのか楽しみ。
