このレビューはネタバレを含みます
空爆されている中でPCを開いて記事を書く緊迫感。平和な地で悩まされるPTSDのあとに極限を求めて戦場に戻っていく行動原理は『ハート・ロッカー』にも似ているか。
読者の興味に応えようとする商業主義と真実を伝えようとする信念の間で揺れ動いているデスクでの報道もリアルで、アラファトのニュースの扱いに比べて後回しにされるスリランカ内戦があり、そのスリランカに単身乗り込むのが主人公である。
イラクやシリア、リビア(カダフィが出てくる)はまあ知られてるけど、スリランカのLTTEを映像化してるのはかなり珍しいのでは。