マツアキ

カイジ 動物世界/動物世界のマツアキのレビュー・感想・評価

4.1
もう、100点をあげたいB級映画!
原作が『賭博黙示録カイジ』だって言う事実なんかどうでも良くて、いや良くないんだけれど、なぜかマイケル・ダグラスをキャスティングしたり、素晴らしいCGの無駄遣いをしたり、しかし、カイジの駆け引き描写はそのまに、よくわからないけれど最後は涙腺を揺るがす熱い展開に……!

すごすぎる!!

なんだったんだ、あのピエロ!

無駄すぎてもう一度見たいハエ!

これがカイジなのか……、中国の映画制作費の注ぎ込み方に感動を覚えました。

これは、逆に気付かされたのかもしれない。
カイジは、さほど名作漫画ではないと。
エンターテイメント作品にしては足りない要素が山のようにあるんだと。
そう、思い出した。原作者の福本伸行は絵にクセがありすぎる。可愛い萌えキャラなんて描けやしない。
想像して欲しい。
もしも福本伸行の画力が天才的で、可愛い女の子を描けたとしたら……
カイジに可愛い彼女を与えたのでは?
女の子を描いても人気が出ない作家だから、福本伸行は男の世界を描く漫画家になっているだけなのでは?
そう、本来『賭博黙示録カイジ』は要素の欠けた作品で、欠けたピースを1つ1つ繋げていって、完成形として仕上がったのが『カイジ 動物世界(アニマルワールド)』なのではないか!

そ ん な わ け な い !

ヒューマントラストシネマ渋谷、未体験ゾーン2019、初体験でしたがこんな面白いモノを観られて最高でした。

Netflixでもう1回ハエを観よおっと。
マツアキ

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