嫌いではない作品。斎藤工の坊や哲は中々格好良かったし、全体の荒唐無稽感は悪くはないです。クライマックスのアイコンタクトは結構好き(マガジンの『哲也』好きなので…)。
ぶっちゃけ不出来な映画だとは思います。好きな所はあるけれど思い返すとダメダコリャという印象。
細部の設定はこの際突っ込まないけど、せめて最後の勝負はもっと練りこんで欲しかったなぁ。勝負師の鍔迫り合いが奇跡を呼ぶという事ならもっと良い流れで、とは思います。
あとあのクサい風刺はウーン…公開タイミングにハマってはいます。お話にはハマってないよなぁ。
iPhoneで撮影した映像を映画館にかける、というのは暴挙にしか思えないんですが、限られた選択肢の中から上手いこと作品に合う手法を選んだなという印象。画の汚さが作品の雰囲気を盛り上げていると感じるシーンは結構多かったかな。B級感も大幅アップですが。