Yuri

コンフィデンスマンJP ロマンス編のYuriのレビュー・感想・評価

4.5
絶対ダー子さんが勝つんだろうな、というのは分かってたから、どう引っ掛けようとしてるのかめちゃくちゃ考えたのに、まんまと騙された笑
「目に見えるものが真実とは限らない」もんね。
最後の最後までしっかり面白かった!

ドラマが既に映画みたいな感じだったから、映画が上映されたのは表現しきれないくらい嬉しかったし、その期待を良い意味かつ色んな意味で裏切られた!

お馴染みの「目に見えるものが真実とは限らない。コンフィデンスマンの世界へようこそ」のところだけでテンションが上がってしまった。そのくらいコンフィデンスマンJPは好き。ちなみに今回の「コンフィデンスマンの世界へようこそ!」の台詞の時に、五十嵐がスクリーンの端じゃない所で絶妙に見切れてるのが個人的にツボ。

ドラマの時もそうなんだけど、絶対ダー子さん達は負けないと分かってるから、この状況どうやって抜け出すの?これはこういう伏線かな?とかあれこれ考えて当ててやろうとか思うのだけど、絶対騙される。良し!当たった!と思ったら、大体後で逆転される。

「お金お金」って言ってるんだけど、ダー子達みんな何だかんだ優しいところもまた魅力的。家族でも友達でもないとかすぐ言うのにしっかり協力するところも、ただお金稼ぎの為の繋がりじゃなくて、お互いのことをよく知っていて、薄い関係じゃない感じがいつもしていて、そんなところも好き。

あと、長澤まさみの演技力も凄いと思う。バラエティとかで見るのと全然違うのは女優さん俳優さんあるあるだと思うけど、ここまで吹っ切ってると演じてる感がなくていいな。映画「マスカレード・ホテル」「キングダム」の時もそうだけど「あ、演じてるな」とか「頑張ってるな」って1秒も思わせなくて、そう振り返るとますます好きになる。どうしても作品で演じた時のイメージとかが演じる人には付きやすくて、役回りも定まりがちになる中、変幻自在に演じるところがやっぱり凄いよ。他の人から見たらどう思うのかは分からないけれど、私は好きだな。
小栗旬や小池徹平も、ただイケメン俳優ではなくあんなに凄い演技するんだなってドラマでも思ったけど、あの短いシーンで再確認。小日向文世は色んな作品で見るけど、どれで見ても演技感ないの凄い。プロ中のプロだから、当たり前と言われればそうかもしれないけど、改めて凄いなぁと。(語彙力ないから凄いしか言えない)

エンドロールで生瀬勝久が出てきて、あれ?いつ出た?って思ってたら最後にしっかり出てきた。生瀬勝久の演技を見逃したのかと思って焦った。最後まで面白かった。

映画「search」以来の、当てた!と思ったことを覆されるの繰り返しで、楽しかった😊またやって欲しいなぁ💭
Yuri

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