海の子

ジェミニマンの海の子のレビュー・感想・評価

ジェミニマン(2019年製作の映画)
3.5
【脅威のCG技術】
ジェミニマンが発表されてから、一体どうやってこんなに似てる若きウィル・スミスを再現したんだと思っていたけど、まさかの全身をモーションキャプチャーしてしまうという驚きのCG技術。
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元々ジェミニマンの話は何年も前から出てたらしいけど、当時はそこまで技術が発達していなかったので実現不可能だったらしい。それが2013年に公開された「ライフ・オブ・パイ」を制作した時に「あ、これ今なら作れんじゃね?」って思ったアン・リー監督が制作してみたらとんでもないのが出来ちゃった。みたいな感じらしいです。
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所々CG感あるアクションシーンがありますけど、違和感はあるもののそこまで気にはならない。CGだからこそ出来るアクションもあって、なかなか興奮する映画でした。
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【見所】
CG技術が素晴らしい今作。特に面白いところがハッキリしている印象だったので紹介します。

①隠れ家?宿泊施設?からの戦闘&逃走
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これがなかなか迫力ある。言ってしまうと遠方に逃げたヘンリーが身を隠してる場所にジュニアが来るわけなんだけど、凄腕vs凄腕だけあって見応え抜群。グレネード投げかけすシーンは震えた。
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②公開前から騒がれていたバイクアクション
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これこそがCG技術ならではなんですよね。並走状態でジュニアがヘンリーを掴もうとするシーンはひやひや。バイクを使った肉弾戦はCGならでは。なかなか痛そうですけど闘争心湧き立ててくれます。
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③超硬度防護服を着たジェミニ
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ここもまたCG感溢れるアクションになりますが、アクロバティックな戦闘なので後半で味変された感覚。肉弾戦好きなのでどうしてもそこがお気に入りになってしまう。
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【落ちていく勢い】
初っ端から1キロ先を走る電車の中にいるターゲットを撃ち抜くシーンで始まり、前半でアクションは飛ばしてるなっていう印象。後半に行くにつれてヒューマンドラマみたいな感じになっていく。後半のアクションがつまらない訳じゃないけど、前半のアクションがずっと続くとは思わない方がいい。
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