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サマー・オブ・84のSYUのレビュー・感想・評価

サマー・オブ・84(2017年製作の映画)
4.0
2019年96本目
監督 フランソワ・シマール
   アヌーク・ウィッセル
   ヨアン=カール・ウィッセル
グラハム・バーチャー
ジュダ・ルイス
ティエラ・スコビー

1984年、空想好きの主人公の少年デイビーが暮らす町で発生した連続少年誘拐殺人事件。
ふとした事から隣人の男に疑いを持ったデイビーは、親友である3人の仲間と男の調査を始める。
少年達が繰り広げるひと夏の危険な冒険と、衝撃の結末を描くジュブナイル・スリラー。

次々と浮かび上がる状況証拠、怪しすぎる隣人、止まらない少年達の好奇心、「裏窓」や「ディスタービア」に似た設定もあるが、個人的には子供の頃にNHKでやっていた「少年ドラマシリーズ」のような怖さを思い出していた。

好奇心旺盛な主人公の他、秀才メガネ、臆病なふとっちよ、強がりな不良とメイン4人のキャラクターが王道、そして欠かせない憧れの年上の女の子と甘酸っぱい青春ストーリーもありつつ、
不安感を煽るテクノサウンドが恐怖を盛り上げます。

クライマックスは予想以上に怖かったです。
そして、ラストの展開は本当に衝撃的、あるシーンが脳裏から離れません。

王道の青春ミステリーの様に見せて、実は誰にでも起こりうる身近な恐怖を描いた一本。

面白い、非常に面白かったのは確か、
ただ、見る人によってはトラウマになりかねない作品だと感じた。
見終わった今、少なくとも自分はそんな感じです。
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