いっちー

運び屋のいっちーのレビュー・感想・評価

運び屋(2018年製作の映画)
4.2
信頼と、お金と。

前科も違反切符もない、何も知らないお爺さんは都合が良いし、Rにとってもお金が手に入り、それで名声が手に入る。

グラン・トリノと同じように、伝えたいことは「もっと楽しく生きろ」といったことであり、家族を大事にしろということ。

組織だけが世界じゃないし、楽しく生きた結果身についた身のこなしや知恵がある。組織にいると絶対に身につかない知恵のお陰で何度ピンチを乗り越えたことか。

ただ「お金なんていらない」はお金を稼げる能力のある人しか言えないんだよなぁ〜。難しいよね、そのバランスが。
「一緒にいるのにお金はいらない」って言葉、あまり響かなかったんよな、、

外で生き続けた結果信頼を得て、お金をもらえてそれで家族を養えているのは事実であって、もしお金がなかったら出来なかったことがたくさんあって。
まぁ、結婚式に出るくらいのバランス感覚を持つべき、って話であればシンプルだけど。
いっちー

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