だいじ

運び屋のだいじのレビュー・感想・評価

運び屋(2018年製作の映画)
4.0
予告で漂わせているような緊迫感はありません。

しかし、なんとも人の心に寄り添うような映画。
主人公アールは、仕事優先で家族を蔑ろにした人生を歩んでいたものの、なんら変哲も無い一般人。ひょんなことからこの事業に関わってしまったものの、道中出会う人に親切に接したり、ネット頼りの若者に小言をこぼしたりとその様子が伺える。その温かみのある人物を通して、一般人は当然、ギャング相手にも分け隔てなく、というかある意味マイペース過ぎる交流を描いている。

エンディング曲は88歳を迎えた自分の心境を表しているのかな。
ほんとクリントイーストウッドの映画は沁みる。
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