みとょぱ

ロリータのみとょぱのネタバレレビュー・内容・結末

ロリータ(1997年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

好みが分かれる映画だと感じますが、わたしは好きでした、本当に見てよかった!
おしゃれな映画だけど、テーマというか問題をしっかり扱っているかんじ。
あとハンバート教授視点かロリータ視点かで感想が大きくちがうと思います、、わたしは女なのでロリータちゃん視点で見ちゃいました。


以下盛大なネタバレです。


ロリータ視点で見ると、親の愛情を受けれずに愛情表現が歪んでしまった子どもそのものなんですよね。父親を亡くし、母親も亡くし(お母さんは教授のせいで母というか女になっている感じがしました)、義父から性的虐待を受けるという、、お父さんに取り入るために、女を武器にするってすごくかわいそう。小悪魔すぎるともいわれてますが、最初はお母さんが好きな人にちょっかいをだしてただけだと思います。
それでも強く生きて、初めて好きになった人には捨てられたけど、妥協して結婚して、母になる。ハンバート教授に出会わなければ、ただのちょっとはちゃめちゃな女の子のままだったのかなあ、
物語の一番の被害者。

ロリコンの語源になっていると言われてますが、ハンバート教授は亡き初恋の人に面影を重ねているだけなんですよね。本当にただのロリコンはキルティ。いやロリコンというより変態かもしれません。日本人からするとロリータは小悪魔JKって感じでロリっぽくはないと思うけど、西洋人が相当大人っぽいだけですかね。
誰も報われないラストシーンは、ロリコンは良くないということを意味しているのでしょうか?、

殺害シーンは正直ネタにしか思えませんでした。あんなに強キャラ感だしてたキルティ、ピアノのシーンとか面白過ぎませんか笑笑そしてなかなか死なないのも笑う。

ファッションやインテリアがとってもおしゃれ!!ロリータちゃん基本的にほぼ裸なのにそれ自体はいやらしさが全くない!!
でも、誘惑?シーンは絶妙にえちえちで、この子役さんの演技がすごすぎます笑笑
暴走するシーンとか、やばい子そのもの笑笑

PG12だからか頑なにロリータちゃんの濡れ場は察させるだけなのに、おっさんの全裸はオーケーっていうのが一番の謎。