クロイヌ6号

蜜蜂と遠雷のクロイヌ6号のレビュー・感想・評価

蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)
3.8
予告が気になって観て来ました
原作は未読です

クラシックやピアノの音楽などは全くして知らず、ほぼそー言った
知識が皆無な自分ですが

ホントに映画館で見れて良かったです!
コンクールでのコンサートで主要人物4人の演奏が終わる度に映画内の観客達と一緒に拍手をしたい衝動に駆られました!
こんな体験したのは映画「ボヘミアン・ラプソディー」のライブシーン以来です!!
ド素人の自分でも違いが分かるほどの4人、それぞれの演奏
それも、どれもこれも超高レベル!
こー言ったコンサートなどのチケットの値段などは自分は知りませんが
こんな素晴らしい演奏を映画のチケット代(約1900円、自分が観に行った時間帯だとレイトショーだったので約1300円!)のみで聴けるなんて・・・なんて贅沢なんだ!って思いました!!
俳優さん達の演技もとても良かったです!
まず斉藤由貴さん!
まさかあんなに英語が喋れる方だったとは恥ずかしながら今作を観て初めて知りました!
なんと言うか・・・これはあくまで自分がそう感じただけなんですが・・・日本語を喋ってる時より英語で喋ってる時の方が何か・・・色気を感じましたw
その次にブルゾンちえみさん!
これは演技特別良かったとかじゃなくて
まさか出てるとは知らなかったので
映画を普通に観てて「あれ?この人どっかで見たような・・・って、ブルゾンちえみやないかい!!」ってなり驚きましたw
演技の方は普通に上手いなと思いましたw
その次に面白い使われ方するなー思った人がいて
それが片桐はいりさんです!
コンサート会場の受付嬢?役なんですがセリフが一つも無いんです!
さらに言うなら出てくるのも数える程度、なのに自分は何故か印象に残りましたw
そして今作で一番印象に残った俳優さん、それが新人の鈴鹿央士さん!
まぁーまずビックリしたのはその顔ですよ
最初、初めて出て来た時は気にしなかったんですが
顔がかなり近くアップになるところがあってそこで気付き驚きました
子ども時代の話でも始まったのかなって思ってたら
あまりに童顔過ぎて勘違いしただけでしたww
その次に演技も凄かったです!
ピアノに対してとにかく純粋で無邪気
笑顔で楽しそうに弾いてのにその演奏は化け物じみてる
そんな役柄を彼は見事に演じていたと自分は思いました
新人なのにホントに凄いなと思いました!

演奏に関しては4人の内、自分は松坂桃李さん演じる、高橋明石の演奏が個人的には一番気に入りました
彼の音楽に対する考え方やコンクールへ思い
そして彼の言う「生活者の音楽」それを体現したかのような
第二次オーディションでの演奏
あそこ、とても美しいくて優しいイメージを感じて
素晴らしかったです!!
4人の演奏の中で一番好きですね!

その他にもこの映画の好きだなーって思うところが沢山あって
まず音楽を映像として表現してるところ色々とスゴいなって思うところがあったり
所々、幻想的で美しく画があったり
主人公演じる松岡茉優さんと央士さんが二人でピアノ弾く所とか天才ピアニスト同士だから出来るコミュニケーション見たいで感動しました!
他にも、主人公が第一次オーディションを終えて帰ろとしてると
何処からか聴こえるピアノに誘われるかのように音が鳴る方に向かっていく所とか
ホラーのような、サイケデリックのような演出が凄く印象的でした
他にも自分が共感したところがあって
「何で我々は天才を探すのだろう?」
「コンプレックスを持ってるからよ」って感じの会話があってそこは自分も思い当たる所があって
確かになぁー・・・って思いました
他にも予告でも使われてた自分が気に入ってるセリフがあって
「世界が、鳴ってる」「あなたが世界を鳴らすの」この二つです
この二つのセリフは意味が自分なりに解釈が出来た瞬間
少し鳥肌立ちました!

ココまで長々と書きましたが
この映画は映画館などの音響が整った環境で観れる間に観ることをオススメします!!
日本の音楽映画としては傑作だと思いますので、是非!!
クロイヌ6号

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