ぴがし

ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇りのぴがしのレビュー・感想・評価

3.9
この春から小2の息子が「シャザム見に行きたい!」を連発するので渋々連れて行くことに。しかし!シャザムがもうほとんどやってない!吹き替えとなるとさらにやってない!仕方なくTVのクソダサCM見せて「このダンジョン&ドラゴンズみたいなのはどうだ?」と気を逸らしてみたものの…。「これは確実にB級だな」と直感。映画館でグミを食べたい息子は「オッケー!ドラゴンいいじゃん!」とノリノリ。当日予約する時点で300人キャパのシアターが全部空席…。夕方5時半開始で劇場についても客は我らを含めて7人!!325席中7人!!公開4日目で??
「ビッグバンセオリー」というアメリカのオタクコメディドラマを寝落ち用に見まくってたから、このタイトルがアメリカのオタクに人気の何かしらのゲームってことはわかってたけど、そのままシェルドン(ドラマの人気キャラ、オタクかつアスペちゃんかつ天才科学者)が登場しても違和感ないくらいコメディよりだった。見たことない俳優ばっかだし、嫌な予感しかしなかったけど、意外にもテンポとCGの力と唯一可愛いと感じられるギリギリラインの獣人女子のおかげでサクサク楽しめた。息子も大喜びだった。下ネタも無い。無茶苦茶なご都合主義もあまり無い。あれ?意外と脚本しっかりしてんじゃない?「ロードオブザリングにハリポタとかナルニアとかエアベンダーを練り込んで本当に食べやすいとこだけ130分切り取ったらこうなった。」みたいな映画。てか、テーブルトークRPGが元ってことは、基本的に何やってもいいって事?逆に「ダンジョンズ&ドラゴンズ」というゲームをやってみたくなったわ。
久々に映画見た当日に記録したので長々と書いてしまったがこの映画は「B級センスのパッケージ箱に入った秀逸なレトルトカレー」って感じ。特に低学年男児を連れて行くにはちょうど良い。話がわかりやすい。
しかし、その低学年男児が「このポスターのドラゴン、一瞬しか出てこんかったやんけ!おもろかったけどこれはあかん、こいつをCMに出したらあかん!」と憤っていたので3.9以上はつけられない。
CMやポスターに出ているLotRのバルログみたいな顔のドラゴンは4秒くらいしか出てきません。そのかわりブサイクなドラゴンが2匹出てきます。ドラゴン出る出る詐欺はいけませんよ。
ちなみにグッズもパンフも何一つ売っていませんでした。
でも、3.9!
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