え

キャッツのえのレビュー・感想・評価

キャッツ(2019年製作の映画)
3.9
4

舞台をリスペクトした、いい意味で新しいキャッツを観れました!

舞台と違うけど良かった点として、
スキンブルシャンクスがタップで列車感を出したり映画だからこそできるリアル列車を使ったりするのが素晴らしかったです!
ミストフェリーズが弱々しく描かれているのにはびっくりしたけど、物語性を持たせるためには割とありだなあと思いました。
オールドデュトロノミーが女なのも違和感なく観れました!

ちょっと残念だったのが、ガスがグロールタイガーを突き落とす((謎))な設定。
また大好きなジェリーグリドルちゃんが出てこなかった🥺(グリドルボーンは真っ黒猫でいたような気もするけど白フワフワじゃない…)

【追記:日本版のキャッツの印象が強かったけど原作はグロールタイガーとガスは無関係。海外版はグロールタイガーがカットされているためグリドルボーンちゃんもなし。↑上記の演出は間違いではなかった🙆🏻‍♂️けど、ちょっと悲しかったというメモ。】

ヴィクトリアちゃんが歌うオリジナル曲は素敵なナンバーだったと思うし、テイラーのネコ感が凄くて違和感なかった!
個人的には見た目に違和感はなかったです。キャッツはこれで全然正解だと思っちゃいました…。
キャッツの原作は詩集だから、そもそも舞台版でもストーリー性は薄めだし、基本的に猫の紹介話だから、歌とダンスナンバーが続いていく流れは舞台も同じ。内容薄いって意見もよく見かけるしわかるけど、それは今回の映画だけじゃなくて「キャッツ」って作品そのものへの意見かなと思うし、今回の映画だけがこんなに酷評されてるのが非常に勿体ないというか、いい意味で注目が集まったから色々な意見が出てきたのかなあと思いました… でも初めてこの映画でキャッツを知ると、なまものじゃない分世界観に没入しづらい気がするから難しいのかなとも思う…

でもマキャビティをちゃんと悪役にすることで、舞台よりもかなり物語性が上がってたと思うし、まとまりがあったと思います。普通に観やすかったです!


アンドリューロイドウェバーは本当に天才です。ガスとメモリーでしっかり泣きました。映画館で(ドルビーアトモスで)大音量で聞く音楽たちが最高でした。👏👏

ただ最後にオールドデュトロノミーが我々にカメラ目線で語りかけてくるのはちょっとやりすぎかなと思った(笑)


いろんな意見があると思うけど、キャッツが元々好き/キャストが好き/曲が好き な方は全然楽しいと思います!私は吹替も見たい!!!🐈
え