みっくん

男はつらいよ お帰り 寅さんのみっくんのレビュー・感想・評価

5.0
本日公開!!「男はつらいよ お帰り寅さん」
100点満点中堂々の100点です❇️(大ファンなので少し盛ったかもw許してw)
東京国際映画祭並びに試写会にて計5回観賞🎵最初の観賞が2ヶ月前だったので少し変な気分www初めは観賞後すぐレビューと思ったが、この映画レビューでより多くの方に第50作を観て頂きたいと考え、公開日の今日レビューします!。
第1作の公開から50年、遂に念願の第50作目が公開!!
主演は勿論、渥美清が寅さんが演じます。渥美清さん残念ながら1996年にお亡くなりなっています。それに伴い、寅さんシリーズは48作で中断…49作目というのも過去作の再編集という形でした。
しかし、今作は22年経過した今のくるまや(寅さんの家族)を描いた新たな「男はつらいよ」。そして最大の魅力は、新撮された現代パートと4K修復で蘇る過去の名場面が織り混ぜられて展開され、50年掛けて製作された1本の映画であることだ!!
通常映画は、登場人物の回想場面では別人が演じるのが大半。しかも50年経過となれば演じるのは不可能…。だが今作では倍賞千恵子さん、前田吟さんそれぞれの50年前の姿が回想場面として登場!!本当に今作だけの為に今まで撮り溜めしてたのか?と疑うほど新作と過去作がマッチして物語が進行する。
そして何より、寅さんの甥:満男役の吉岡秀隆さんが渥美清さんに抱く想いと、満男が寅さんに抱く想いが見事に重なり合って演技に反映されている。特にラストの場面は演技でなく、吉岡さんの素の感情を写し出している様に観えた!てか、あのカットバックはずるいwそれりゃあ涙出るよ😂
吉岡さんに限らず、倍賞さんをはじめとするキャスト陣並びに山田洋次監督の渥美さんに対する想い、全てが寅さんの想いとして描かれる。
それは渥美さんが如何に、最後まで寅さんと言う役を大事にし、イメージを守り続けた証である。
現在88歳の山田監督だが、「寅さんは死ぬ前に絶対に撮りたい!!」と何年も前から強い気持ちがあった様で、今回実現して本当に良かった!!
渥美さんは生前、「私達は長い1本の映画を作っています」と述べており、その言葉通り50年掛けて1本の映画が完成したのかもしれない。
じゃあ全作観てないと楽しめないの?と思う方、それは大間違い!!僕も観賞して驚いたのが、今作がシリーズ集大成の要素があると同時に、寅さん入門編でもある両方の側面を持っているのだ!むしろこの作品から寅さん映画の魅力を知り、過去作を楽しむのも大いにアリです🎵
令和になった今、寅さんが再び笑いと感動と共に劇場に帰って来ます。このレビューを読んで、少しでも寅さん観てみようかな!!と思って頂ければこのレビューを書いた甲斐があります。まだ寅さんに会ったことない人は是非、劇場で寅さんに会いに行って下さい❇️
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