男はつらいよ お帰り 寅さんの作品情報・感想・評価・動画配信

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「男はつらいよ お帰り 寅さん」に投稿された感想・評価

面白かった。実は寅さんに関してはきちんとまともに観たことはない。幼稚園頃から成人するまで両親がテレビで見てるのを傍で流し見する程度。でも物心ついた時から常に寅さんはいたわけで、自分と共に老けていっているメンツがドタバタしてればそりゃ懐かしいし面白いよね。

ただ、出川とかサザンとか志らくとかが特に脈絡なく不自然に出てるのはなんの意味があるの?
さとし

さとしの感想・評価

3.6
これは非常にキワドイ作品ですね。

不倫を綺麗に見せてるだけということと恋愛ものとの境界線を行ったり来たりしてますね。まあ、作品の3分の2はあの時あんなことがあったね、こんな事があったなと振り返ってるだけですね。吉岡さんは安心して見てられますし、キャストは良いと思います。どうしてもドラマ要素がメロドラマに鳴ってしまってるのが気になりますね。昔からこうだったんでしょうか?

キャストはさすがですね。前田さんに賠償さん吉岡さんや後藤さんの更にはマドンナの皆さんも良かったです。あと橋爪さんの香典の前借り的発言は厳しいですね。耳を塞ぎたくなるセリフで現実に突き落とされました。良かったというよりはこういう人も世の中にいそうな感じです。

ただし、人情あふれる物語も一時代前のものという印象で現実味がないといえば、ないですね。小説家になったにせよサイン会を開くまでに普通の人がたどり着くのって大変だと思うんですが、なんか描き方があっさりでしたね。

あと、みつおと泉の「フォレストガンプ」ぽさもありますね。みつおが幸せな家庭で泉が不幸になっていくというパターンはフォレストとジェニーのようでした。こういう共通点もあったんですね。

あと池脇さんがよかったです。なかなかテキパキしていたのが印象的です。娘役の子もよかったです。ただ、あまり根深い不倫に何なくてよかったですね。あそこから何か発展したら不味そうです。
まあ、古き良き時代を懐かしく思うのはいいことだと思います。私もたまに思い出しますが、現実になったことはありません。

なお、500人フォロー記念レビューは明日行います。
TAKUYA

TAKUYAの感想・評価

3.9
個人的にはとてもよかった
みつおと泉の恋模様やくるまやの面々の「今」を見れて面白かった
寅さんを無理なく出演させるあのシーンはいいと思ったし20本ちょいしか見てない自分でも泣き笑いながら観れました
SeikiOdani

SeikiOdaniの感想・評価

3.0
期待はしたものの個人的には冒頭の桑田さんの唄や本作の内容は残念ながらあってもなくてもよいと思ってしまったのが率直な感想。ただ、若い世代の方々が本作をきっかけに「男はつらいよ」を観てくれると嬉しい(この作品でそうなるとはあまり思わないが…)。
寅さんはいつも私の心の中に生きていますよ、渥美さん!
どらり

どらりの感想・評価

3.8
懐かしい映像と共に『今』を生きている寅さんの家族。
主役の居ない映画って、不思議な感じ。
guccio

guccioの感想・評価

4.1
久しぶりの寅さん、やっぱり心地よくいつまででも見ていられる古き良き日本映画。
ミツオが大人になったなーと感慨深い。
ヤキモキするミツオの奥ゆかしさが、懐かしい。イズミの母も相変わらずで、ああいうお母さんいるよね、と共感する人も多いのでは?だからこそ、イズミがしっかり者になったんだろうなと。
とにかくあっという間に終わってしまって、もっと見ていたい。
続編に期待します!
tych

tychの感想・評価

3.5
2019年 115分。寅さんの甥 満男は、中年の小説家になっていた。妻を亡くし一人娘と暮らしている。そんな彼の今と昔の恋を、寅次郎おじさんの回想も交えて描く。老いや介護、家族のあり方が語られる。シリーズの第一作他引用も多くマドンナも多数登場して懐かしい。主演 吉岡秀隆の瞳の弱さが気になってどうにも仕方がなかった。
寅さん……あなたはどこにいますか?



『男はつらいよ』の50作目!!!
まさか寅さんを今の時代でも劇場で観れるとは!
嬉しいですよねぇ♪

…まあ、自分は劇場で観なかったんだけど(泣)
何でだろ?
49作全て観てきたんだけどなぁ。
こりゃファン失格だわ。


今頃ですけど観ました。
もうね、あの主題歌が流れたら感動………

ってサザンの桑田出てきたやん。
寅さんのコスプレして歌いだしたやん。
いつもの口上もいいとこどりしてますやん。

てなわけで、オープニングがまさかの桑田…
う~ん…(´・ω・`)


そこを乗り切れば懐かしの人たちが出てくるので一安心(笑)
今作は満男のドラマと言ってもいい。
現在は何をしているのかが描かれていくのです。
もちろん過去映像も流れるのでファンなら反応すること間違いなし♪

やっぱ15作目「寅次郎相合い傘」の“メロン騒動”は外せないね(笑)
寅さんがただ喋ってるだけで面白いんだものw
欲を言えば、リリーが寅さんを叱るシーンまで入れてほしかった。

『男はつらいよ』も後期に入ると渥美清さんの体力の問題か、満男のドラマが多くなる。
そこに出てくるのが及川泉ちゃん!
二人のもどかしい恋愛も見所の一つだった。

今作では思いがけぬ形で満男と泉ちゃんが再会する!
いやぁ、懐かしいなぁ♪
泉ちゃんがあの頃と変わらない棒読みだなぁ(失礼)


笠智衆が演じていた御前様は笹野高史になっていた。
笹野さんもチョイ役ながら何作か出ていましたな。

そして出川哲朗(笑)
実は『男はつらいよ』に出たこともあるんですよ~!
当時、渥美清さんに「君は普段なにしてる人なんだい?」と声をかけられたそうな(笑)


私なんか『男はつらいよ』を劇場で一度も観たことがないニワカなんだけど、何か懐かしくなってくる。
日本人の心を掴んで離さない魅力があるんですよねぇ…
全国各地の美しい景色が楽しめるのはもちろんのこと、寅さんを見てるだけで笑いが込み上げてくる。
ちょいちょい寅さんの迷惑行為にイラッとすることもあるけど(笑)


「あまりにも長すぎて観る気しねぇわ」って人も試しに1作目を観てほしい。
面白いよ?笑えちゃうんだよ?
さくらに一目惚れしちゃうよ?w



不満点(特にオープニング)もあるけど、やっぱ寅さん好きだなってのが再確認できた。
それだけでも、この映画の価値はあるんじゃないかな。
もう何回寅さんを観たことだろうか。何回観ても寅さんは、飽きることは、絶対になく、私にとっては、Bibleの様なものだ。
今回の作品でまた新たな寅さんファンが増えたら、素晴らしいと思う。
天国にいる渥美さんも喜んでると思う。

このレビューはネタバレを含みます

帰ってこなかった寅さん。



寅さんのどれかのレビューでも書いたけど、
元々「男はつらいよシリーズ」を一作も観たことのなかった僕を、シリーズ全作一気観に駆り立てたのが、
今作「男はつらいよ おかえり寅さん」の特報映像だった。
「この映画は50年かけて作られた」なんてキャッチフレーズを目にして、
「49作観てから、これ観たら死ぬほど感動するんじゃないかな?」と思っていたら、
たまたまNetflixに全作品あったのを発見してしまい、この長い旅が始まった。



49作観て、僕は正直、自分でも驚くレベルで寅さんのことが好きになっていた。
恥ずかしい話だが、会社の年配者に「ヒロシ(前田吟)」のモノマネを披露し、笑いを取ったり、
時たま湯船に浸かりながら、寅さんの喋り方を真似てみたりと、
日常が寅さんワールドに確かに浸食されていた。
寅さんというアイコニックなキャラクターは後にも先にも日本に誕生することはないと思う。少なくとも実写のキャラクターでは。



結局、劇場公開中には、シリーズ全作制覇が出来なかったので、
レンタル開始の今週やっと、「おかえり寅さん」観るに至りました。
結論を書くと、駄作……とは言わないが良くはない。
「男はつらいよ」かもよく分からないという代物だと思った。



男はつらいよという作品群は、
今の時代から観れば、「古き良き日本」を写した作品である。
令和の時代に生きる僕は、そんな過去の日本の映像の中に少しの「現代と共通する要素」を見つけては、リアルを感じていたのではないかと思う。



一方、今作「おかえり寅さん」の舞台は今僕の生きているのと同じ、「令和の時代」の物語である。
正直、これは山田洋次の演出のせいだと思うが、キャラクターが嘘っぽすぎる。



特に今作からの登場のミツオの娘「ユリ」とその幼馴染みの高校生(もはや公式サイトにさえ名前が載っていないんだが)は相当酷い。令和の高校生像ではない。



恐らく、山田洋次は、本作では「寅さん=ミツオ」であるから、
ミツオの最も身近な女性キャラクターである娘のユリを「さくら」の様な聖母的なキャラクター設定にしたのは分かる。
名前も花繋がりだし、片親とは言え、実の親を亡くしているという部分も共通している。
しかし今作だけ観ると、ユリはさくら以上に男(というかオジさんくらいの年齢の人)にとってのただ都合の良い、理想の10代という感じで、
こう言うのは死ぬほど失礼なのは承知で言わしてもらうが、こんなのはオッサンの「俺が考えた理想の孫」とでも言う様な妄想の産物みたいなキャラクターである。
ただただ非現実(まぁこれを言い出すと、さくらのキャラクターも相当非現実だけど)。



さらに、吉岡秀隆の随所に挟まれるナレーションも絵本の読み聞かせの様な、あまりにも演劇的すぎるセリフ読みで、ちょっとどうなのか。山崎貴の毒にあたりすぎたのでは?
まだナレーションであれば、百歩譲って許したが、
後半で、泉に対して声に出して言葉にしていたので、震え上がった。



そう言った要素のひとつひとつが、自分の生きる今の時代の話だからこそ、作品の嘘っぽさが過去作よりも強烈に鼻につくし、すごくノイズになる。



それら、キャラクター造形も気になるが、単純に物語の構成も「男はつらいよ」のテンプレートからは外れており、
これが「男はつらいよの最新作ですよ」と言われると、違和感が強い。
勿論、寅さん不在の作品である以上、いつもと同じなのは不可能なのは分かるが、これが今までの総決算!と言われると、なんだか納得がいかない。



オチの「お帰り、寅さん」の伏線も、冒頭で「ミツオが小説家」と提示された時点で、正直読めてしまった。



なんというか、山田洋次を始め、作り手は皆んな渥美清や、エンドロールにも出ていた亡くなった皆んなの思いを背負って作り上げたのが今作だとは思う。
だけど、これでいいんだろうか?
確かにラストの過去のマドンナの釣瓶打ちは、多少泣き所ではあるが、
過去の遺産を食い潰しているような感覚もあった。



中盤に泉が「くるまや」に泊まるシーンで、さくらが「お兄ちゃんがいつ帰ってきてもいいように」というセリフがあり、
一応、寅さんは今も生きているということは示される。
どうせ生きている設定にしてるのならば、
最後の最後に寅さんの足元だけ映して(全身は映さず)、「おぅ!さくら、ひろし、ミツオ!てでぇま!」くらいのセリフがあれば、死ぬほど泣いたんじゃないかなとか思ったり。
まぁ不在の美学というか、見せない良さがあるんだろうけど(と言いつつ、結構CGで出てくるんだけど。どうせ出すならば、「ハイビスカスの花 特別編」みたいにチラッと見せるくらいの方が粋だと思うが)。



あと、ラスト。
泉、お前、ホント変わらねえなあ。
ミツオを適度に揺さぶり続けるの、良い加減にやめてくれる?
だからあの時「菜穂ちゃん(牧瀬里穂)」にしろって言ったんだよ!!



まぁ主人公をマドンナが揺さぶるという意味では、ここの部分だけは正しい男はつらいよの在り方を見せてくれた気もする。
さらに言えば、渥美清が第1作目の段階で41歳で、必然的に歴代のマドンナも同世代くらいの年齢の方が多い。
去年45歳のゴクミは、今作で年齢的にも正しい意味での男はつらいよのマドンナになれたんじゃないだろうか。



まぁなんか、フィルマークスの感想観てると、文句を言っているのは僕だけなんで、僕の心が死んでるだけなんだろう。
さーせん。



一応、良いところをちょこっと書くと、
過去の男はつらいよからの抜粋シーンは、流石は、あえて選ばれたシーンだけあり、かなり笑える。
かの有名なメロン騒動や、予告編でも流されていたミツオの運動会に参加する話などなど。
でもやはりそれは、やっぱり過去の遺産なんだよなあ。



この作品が現在進行形にはなり得なかったのが、悲しい。
寅さんはどうやら生きているらしい。
でもここにはいない。
そして、寅さんがいない「男はつらいよ」は、なにもないのと同じだった。



余談だが、今日この作品を見る前に、
過去作のことを思い返していたのだが、
渥美清の遺作「寅次郎 紅の花」のアバンタイトルで、
トンボを捕まえようとした寅さんが「へへっ、逃げられちゃった」とニコッと笑った顔をふと思い出した。
あの顔をもう一度だけでも観たかった。
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