寅さんはもう帰ってこない。絶対に。
そんな中での「お帰り寅さん」
男はつらいよシリーズは見ないとなぁ見ないとなぁと思っててだけど数が多すぎて億劫になっていて、、そんな中ちょうど寅さん50周年。
この機会に見ないと!って思ったけど、結局本作を見るまでに見れたのは4作だけ。
今回主役の満男はまだ生まれて間もなくの赤ん坊。
おじさんも初代(というか映画見てコロコロ変わってたのねって衝撃だった。)。
まだ寅さんの真髄にもたどりついていないようなそんな状況で見た僕。
なのに寅さんに涙。
車寅次郎ってキャラクターは渥美清さんの人生そのものなんだなぁって痛感した。
49本もやってたんだよ。その間に満男が生まれて大人になってるんだよ。
そりゃもちろん寅さんも歳を取るし。。
映画の中で流れる寅さんと満男の思い出たち。
だんだん成長していく満男と、それに合わせてだんだん成長していく寅さん。
初期のめちゃくちゃもいつの間にかすごく丸くなっていて。
でも寅さんは寅さんであり続けて。
一人の役者が人生をかけて演じきったキャラクターの、その愛される理由をものすごく噛み締めた。