メガネガティヴ

サイバー・ミッションのメガネガティヴのレビュー・感想・評価

サイバー・ミッション(2018年製作の映画)
2.5
#twcn #cinemactif
分かってはいたが「ハッカーは万能」は正直冷める。
どう話を持っていっても、御都合主義になるし、キーボードを叩くだけ、スマホを触るだけの演出は面白さに欠ける。
そこにもう一工夫欲しかったが、終盤の追いかけっこがその工夫なら非常に残念。
ワンピースオタクの凄腕ハッカー、ブラックハッカーと圧倒的ドライブテクニックと格闘技の達人のカップル、世界的な能面師のサイバー犯罪グループのボス…設定が薄っぺら過ぎ。
日本人と言えば、抹茶という安易な結びつきはやめて欲しい。
だったら山Pの衣装はイップマンみたいなのじゃなくて着物にしろよ。
若きトムクルーズ+アクのない伊藤英明似のリディアン・ヴォーンはクールで良かったし、若き長谷川京子似のリー・ユエンのアクションはカッコ良かった。
コミカルで災難に巻き込まれる感が出てたハンギョンの演技は見ていて楽しかったし、山Pの不気味な雰囲気は良かったし、英語の発音がとても綺麗でこれからも海外映画に出演して欲しい。

やっぱり終盤の追いかけっこはやめて、「ドラゴン✖️マッハ」のような山Pの圧倒的な強さを魅せる2対1の格闘バトルか、タイムリミット制のハッカーバトルを見せてほしかった。

CMディレクターの映画初作品だったらこんなもんかな。
あと劇伴が合ってなくてうるさかった。
2019年16本目
2019年劇場9本目