キミシマユウキ

サイバー・ミッションのキミシマユウキのレビュー・感想・評価

サイバー・ミッション(2018年製作の映画)
2.9
天才ハッカーで国際的犯罪者のゼブラは裏世界の大物モリから依頼を受けて新しい仕事のために相棒を探すが・・・

中国・香港制作ハッカーアクション
日本から初の海外進出となる山Pの出演が話題!
会社の後輩が見たがっていたので仕方なく(?)鑑賞。


キャッチコピー
「60秒で世界を救え!」


と、ありますがそのシーンは世界を救うこととは一切関係ありません。ご了承ください。
冒頭の何故か死ぬほど長い関係会社のロゴの羅列から始まった時点で
「おやおや、これは嫌な予感が」
と思っていたが、予想以上の迷作が誕生した!
とにかく話がしっちゃかめっちゃかで、ツッコミどころ満載!
ハッカーの話にしたいの!?潜入捜査の話をしたいの!?スパイ映画にしたいの!?コメディにしたいの!?と心の中でツッコミ入れすぎて疲れた。
特にダサいのが劇伴とSEで、時代遅れなEDMの多様とドリフのコントみたいな効果音の連続で見てるこっちが恥ずかしい・・・。。
アクションもカメラをブレさせとけばバレないと思ってるのかもしれないが、通用しません。
そのパンチ痛くなさそうだよ!
ハリウッドの制作会社買い取るくらい金はあるんだからもっとノウハウもハリウッドから奪ってきてくれよ頼むから!

主演は韓国アイドル「Super Junior」の元メンバーハンギョン。
オタクで友達のいないハッカー役だけどイケメンだから似合わないなぁ〜。あと心の声を全部視聴者に聞かせる演出もクソダサいです。
もう1人の主人公はリディアンボーン。
トム・クルーズとニコラスホルトを足して割ったみたいな顔をしてます。ほかの役者たちと比べるとだいぶマシな人です。
そして初の悪役山下智久さん。
まず英語!一つ一つの単語の発音を良くしようとしすぎて他の人達と明らかに浮いてる気が!!
日本人としては凄い聞き取りやすい英語なんだけどね(笑)
役柄自体は結構非道冷酷で日本文化とかも取り入れてくれていたので悪くはなかった。
あとは「世界まる見え」とかで出てそうな再現ドラマレベルの英語キャストが浮いていた。我々日本人でも英語のセリフの棒読みってわかるんですね。。。

まぁ馬鹿にするためにみるのか、山Pに貢ぎたくて見る分には止めませんが、わざわざ劇場に行く必要は感じられません。
山Pはでもここからハリウッド進出とかしてくれれば嬉しい!

ハッカー映画好き、中国映画を見たい方、そして山Pの悪役を見たい方にはオススメ一応しておく作品。