シリアルキラーの怖さって。
それが分かりやすい映画。
フィクションのシリアルキラーじゃなくて、現実のシリアルキラーとは。
描き方がものすごく良かった。
シリアルキラーの映画化なんだから、「ハウス・ジャック・ビルド」みたいに、徹底的に残酷でグロテスクなものにするって手もあったはず。
だけど、そんな中焦点を当ててるのが、テッド・バンディの1番近くにいた恋人。
その恋人の視点から見たシリアルキラーだから、ずっと本当に殺してるのか分からないような進み方をしている。見えてる範囲ではテッド・バンディがただのザック・エフロン。どんどん裁判が進んだり有罪になっても、見えてる彼はベビーフェイス。それがどんどん疑わしくなってきて、どんどん信じられなくなってきておそろしく感じてきて。
ザック・エフロンなんてハイスクールミュージカルのスーパーベビーフェイスがシリアルキラーを演じているって事の効果がどんどん発揮されてくる。
現実にシリアルキラーが潜んでいたらこうなんだろうなって描き方で描かれていたのが本当によかった。ひりついた。
イブに見た「ラスト・クリスマス」とは打って変わってよほんと、、、
