1920年代、オクラホマ州オセージでのネイティブアメリカンの連続殺人事件を描く。
本作は単なるクライムサスペンスとは一線を画し、オクラホマの雄大な自然と、そこに住まう人々の暮らし、ネイティブアメリカンのオセージ族の文化が丁寧に描かれていた。
町並みはもちろん、雄大な自然と画面の向こうには当時の人々の暮らしがそこにあった。
あいかわらず喜怒哀楽豊かなレオ様が素晴らしい。
デニーロの静かな怖さも迫力あったが、
オセージ族の女性モリー役のリリー・グラッドストーンが素晴らしかった。
知性に溢れ、高貴な女性を見事に演じた。
奇をてらったストーリーではないものの、壮大な作品。
知らない文化に触れること、歴史を知ることは有意義だなと思わせてくれる。
思ったほど時間の長さは気にならなかった。