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幸せへのまわり道のmisoniのレビュー・感想・評価

幸せへのまわり道(2019年製作の映画)
3.1
アンガーコントロールやPTSDのカウンセリング映画のようで、セルフコントロールの参考になる作品だった。
やりたい事やってさんざん迷惑をかけて家族を捨てた父親がいまわの際で謝罪して許して貰うってよくある話だし自己中で都合いいよなって思う。
母親の受けた悲しみの代わりにロイドが怒りで表現していたっていうのは分かる気がする。怒ることで自己防衛してるんだよな。
そうして自分自身の感情の理由に向き合い客観的に捉えることで本来の自分を取り戻していく。
ロジャースは単なる司会者というより、カウンセラーというか哲学者とか宗教家に近いな。言い方悪いけどなんか洗脳されそうというか最後まで謎だった…。
ロジャースという人間の核心には触れない所がこの映画の綺麗な表側の裏側、ラストシーンそのものだったような気がする。
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